ロードバイクと一言で表すのは簡単ですが、最大限、無駄なく軽快に走行するため走るため、ロードバイクは多くのパーツから構成されています。
今回は、コンポーネントについて簡単に説明致します。
コンポーネントは、変速、ブレーキ、ステアリング等の性能を司るパーツ1式を総称して、コンポーネントと呼ばれるようになりました。
目次
1.シフター(デュアルコントロールレバー)
変速機のギアチェンジと、ブレーキング操作をするためのレバーです。
昔は、ブレーキレバーとシフトレバーが別でありましたが、SHIMANOがSTIレバーというギアチェンジもブレーキングも一体化した物を開発して、今の形になりました。
Campagnoloはエルゴパワーシフター、SRAMはダブルタップレバーと呼ばれています。
2.ボトムブラケット
BBシェル部分に入っている、クランクを受けるためのパーツになります。
ネジ切りでは。、JIS/ITA。また、プレスフィットであったり、ベアリングのみ入れるBB30という規格だったり、クランクの規格にも合わせて取り付ける必要があり、ややこしく、規格が乱立しています。
3.クランクセット
左右クランクアーム、チェーンリング(ギア板)を総称して、クランクセットと呼びます。
これを回すことで、後輪にトルクが掛かり、走行を可能とします。
170mmのアーム長が多いですが、足の長さや身長によって、2.5mm刻みで長さのラインナップがあります。
また、チェーンリングの歯数は、交換できるので、乗る人の好みによって交換できるようになっています。
その他、チェーンリングを取り付けるためのピッチ円直径(PCD/BCD)や、シャフトの種類、対応するBBの種類等、多くの規格が存在します。
4.フロントディレイラー(Fメカ)
フロントギアのチェンジをするためのパーツです。
ロードバイクではダブルが多いですが、トリプルも存在します。
フレームへの取り付けには、バンドタイプ(シートチューブの太さによってバンド径が異なる)、直付けタイプが存在します。
5.リアディレイラー(Rメカ)
リアのギア(スプロケット)をチェンジするためのパーツです。
ゲージの長さによって、使用できるギア比が異なります。
SHIMANOパーツでは、SS(ショート)とGS(ロング)がありますが一般的にSSが使用されている場合が多いです。
6.スプロケット
リアホイールに取り付ける、ギアの歯の集合体です。
歯の数が小さいほど重くスピードが出せるギアで、大きいほど沢山回さないとスピードは出ませんが、軽い力で走行することができます。
新車を購入すると12-25T、11-25T等が比較的、完成車に付いている事が多いです。
また、坂をメインで走られる方は、歯数の大きい物13-28Tを使ったり、脚力に自身がありスプリント向きの方は、11-21Tを使ったりします。
幅広く対応したい人は、11-30Tや、11-28Tなどワイドな物もあります。
7.チェーン
対応段数によって使用するチェーンの厚みが異なるため、その対応段数に合ったチェーンを使用する必要があります。
前後のギアの歯数、フレームサイズ(リアセンター)によって、チェーンの長さの調節が必要です。
8.ブレーキ
ロードバイクのブレーキは基本、ホイールのリム部分に両サイドからブレーキシューを当てて圧を欠けることにより、摩擦で制動させます。
近年は、各メーカー趣向を凝らしており、フレームに内蔵させたり、ダイレクトマウントという方式だったり、Vブレーキタイプだったりと、そのフレーム専用品の物を使用されている物も少なからず存在します。
基本的にシマノ、カンパニョーロ、スラムの3大メーカーが寡占状態で市場を支配している形ですが、昔は多くのメーカーがしのぎを削っていました。
現在では、変速機は互換性や精度が必要なものにつき、中々参入できないものの、BBやクランク、ブレーキに関しては多くのメーカーが製造しています。
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