1974年マイク・シンヤードが1台のバスでヨーロッパを縦断し、チネリの創業者と出会うことから始まります。
輸入権を取得、ショップにパーツを納品することが主な業態だったと言われています。
1981年に、リムの製造で有名な日本メーカー新屋工業(ARAYA)のOEM生産で量産型マウンテンバイクSTUMP JUMPERを発表し、品質の高いJAPAN MADEのスチールフレームである同車体は、多くのファンと人気を獲得しました。
2000年頃までは、主にマウンテンバイクで食いつないできたメーカーですが、、財政危機により、台湾のMERIDAの傘下になりました。
実質的には買収された形にはなりますが、共同経営という形で、スペシャライズドのブランドの意思は継続されています。
2000年のツール・ド・フランスには初出場ながら、好成績を残し、それ以降というものSAXO BANKやASTANA等の有名チームに機材を提供し、フラッグシップモデルであるTARMACは最強のロードバイクというイメージを確立しました。
また、近年新たなモデルとして追加されたVENGEは、F1のマクラーレンとの共同開発によって生み出されたモデルです。
高い空力性能を持ち、2016年モデルではブレーキケーブルを完全に内装させるなど、ただのエアロロードバイクではない一体化された性能美で、確実にレーサーにとって有利な状況をつくり上げるフレームとなっています。
社是として掲げる「innovate or Die(革新か、さもなくば死)」は伊達ではなく、徹底した空洞実験や、FACT CARBONの技術、振動を軽減するZertzインサート、ライダーの最適なポジショニングを提供するBGフィットなど、テクノロジーの追求は止まらない。
パーツやウェアなどの開発にもかなり力を注いでおり、特にサドルはサドルメーカーに劣らない人気を博しています。
S-WORKSという冠は、最高を求めるライダーへ向けて、テクノロジーとデザインの理想を追い求めて開発したハイエンドモデルに付けられています。