【2020年版】初心者におすすめのロードバイクタイヤ6選

初めてロードバイクを購入してから乗り慣れて、ロードバイクで走る事が楽しくなると、
さらに快適に楽しく走りたくなりますよね!
そこで第二段階への入り口になるのがパーツ換装によるカスタマイズです。

しかし、どのパーツから変えていけばいいのか、なかなかわからない方も多いかと思います。
今回はそんな方のために、コストパフォーマンスもよく、効果が実感しやすい、タイヤについて書きたいと思います。

タイヤはコスパが良く、費用対効果を最も実感できるパーツ

ロードバイクには様々なパーツカスタマイズが有りますが
その中でも初めてのパーツカスタマイズで最初にオススメするのがタイヤです。

もちろん、走行感を変えようと思うとホイール交換が一番効果があるのですが、
ホイール交換の場合は最低でも数万円はかかってしまいます。
まだロードバイクに慣れていない初心者には、そこまで費用をかけてホイールを交換するよりも、タイヤを交換してみることをオススメします。

これはタイヤが走ると言う行為に直結し、費用対効果を最も実感できるパーツだからです。
タイヤはロードバイクに限らず自動車や自動二輪など、車と呼ばれる乗り物でも重要な走りの要なのです。

自転車のタイヤについて

空気入りタイヤの起源は1888年アイルランドで獣医をしていた
J.B.ダンロップが息子ジョニーに自分の自転車をもっと早く快適に走れる様にして欲しい
と頼まれて空気入りタイヤを世界で初めて開発した事に遡ります。
以来、空気を入れるタイヤ以上に効率と革新がある物は現れず
空気入りタイヤの歴史は今なお続いている効率の良い優れた部品と言えます。

人力の自転車ではタイヤはペダルを漕ぐ入力の出口となる出力です。
入力した力はそのままタイヤの出力へは出せません。
駆動チェーンやフリーホイールなどで起きるロスを経て
最後にタイヤのロスによって実際に出る出力は低下します。
そのタイヤ自体のロスが少なくなればより多くの力を出力へ繋げる事が出来ます。
出力がスムーズになると今までよりも少ない力で走れるので体力の消耗を抑える事になり
今までよりも多くの距離を走る事も出来ます。

ロードバイクのタイヤの種類

ロードバイクのタイヤでは大きく分けて下記3種類の規格があります。
それぞれのタイヤの種類について説明していきます。

・クリンチャー
・チューブラー
・チューブレス

クリンチャーの特徴

クリンチャーは完成車でも多く使われている規格で近年は最もポピュラーな普及規格
車輪に取り付ける際に空気を保持する為のチューブを入れて使用します。
パンクした際もタイヤに異常がなければチューブをパンク修理
又は交換することで再び使用することができます。
近年のプロレースではTTステージでは一部選手に人気の規格でもあります。

チューブラーの特徴

チューブラーはタイヤの中にチューブが入った状態になった物で
車輪への取り付け方法が接着剤や専用の両面テープで行う物。
丸いタイヤの生地の中にチューブが入った状態になっている為
クリンチャーよりも高い空気圧で運用し構造上タイヤが丸く乗り心地が良くなります。
プロレースで最も使われる規格ですがパンクリスクが最も高い物と言えます。
パンク修理は出来ない事も無いですが裁縫道具が必要になる為、非常に手間が掛ります。
その為、実質使い捨てと考えても良いでしょう。
基本練習では練習用の安価なチューブラータイヤを使用しシーラントと呼ばれる
パンク修理剤を注入して運用する事が近年では当たり前となっています。

チューブレスの特徴

元々はマウンテンバイクで使われていた技術で基本構造はクリンチャーと似ているが
チューブを必要としない、自動車や自動二輪(一部は除く)と同じ構造
空気漏れを防ぐ構造が必要になる為、車輪も基本的にはチューブレス専用となります。
またタイヤもチューブレス専用タイヤを必要とします。
利点は中にチューブが入らない事によるフリクション(摩擦)ロスの低減
また空気圧を落とす事も可能でパンクはしますがチューブ入りタイヤと異なり
パンクした際も通常のパンクであれば空気抜けが非常に遅く
大抵の場合はパンク防止剤のシーラントで防ぐ事が出来ます。
また数時間の間であれば走って帰る事も出来るので距離が有るなら
携帯空気入れで空気を継ぎながら走る事も可能
車輪をタイヤに付け外しするのにタイヤレバーを使う際は
チューブレス用のタイヤレバーを使用する必要があります。

初心者におすすめタイヤ6選

そんなタイヤで初心者へオススメの物を
今回はクリンチャーに絞って私の独断と偏見でご紹介します。

Panaracer Pasela

Panaracer Pasela

Panaracer Pasela
日本のPanasonicの子会社であったパナソニックポリテクノロジー社のタイヤブランド
現在はPanasonicから全株式をみずほ証券系投資ファンドBCMに売却
社名もパナレーサーとなり名実ともに”メーカー”となった。
潤沢な開発資金の元で現在のパナレーサーは非常に競争力のあるメーカーです。

このタイヤはロードバイクのタイヤと言うよりもアーバンタイヤと言う位置づけになり
日本の市場で出回るスポーツバイクのタイヤの中でも最も入手し易く
恐らくパナレーサーで最も売れているタイヤと言って間違いない名作タイヤ。
低価格ながら走りに必要なグリップと走行時の快適性を良いバランスで保っていて
サイズもロードバイクで多く使われる700c規格だけでなく
小柄な人向けやトライアスロンでも使われる650c規格
他にも18、20、24、26インチも生産されている点で
多種多様な自転車に対応した多目的タイヤと言って良いでしょう。
700cでは23c,25c,28c,32c,35cが生産されています。
カスタム入門用、街乗り、通勤向け
価格:2,533円~

CONTINENTAL GATORSKIN

CONTINENTAL GATORSKIN

CONTINENTAL GATORSKIN
1871年創業のドイツの総合タイヤメーカー”コンチネンタル”
様々なタイヤやゴムの開発もする中、自動車の自動運転の開発も行っています。
紹介するゲータースキンは近年人気となっている、
グラベルロード、オールロードのジャンル人気に伴い。
注目されている耐久性に優れたタイヤの中でも高い人気を誇る。
特に見た目でも分かるDuraSkinはタイヤ全面に張り巡らせてあり
路面とタイヤが接触するタイヤ外周だけでなくタイヤ側面まで補強されており。
その為、落石等によって路面に転がる小石やガレ場、
縁石接触によるサイドカットのリスクも低減された
文字通りの耐パンク性能を上げたタイヤ。
タイヤサイズも23c,25c,28c,32cが用意されています。
街乗り、通勤、ツーリング、長距離、グラベル
価格:5,500円

HUTCHINSON FUSION5 GALACTIK

HUTCHINSON FUSION5 GALACTIK

HUTCHINSON FUSION5 GALACTIK
まずメーカー名をなんと読むかで自転車歴が分かると言われるタイヤメーカー
理由はまたの機会が有れば書くとして今回は現代理店の言うハッチンソンとします。
1853年フランスでグッドイヤーの生産技術を取得して起業したハッチンソン
フュージョンシリーズはハッチンソンのレーシングタイヤのフラッグシップモデル
その最高峰となるFUSION3から進化した最新作がFUSION5です。
一体4は何処に行ったのか。
ハッチンソンのタイヤは全体的にしっとりとした乗り心地ですがフュージョン5は
コーナーでのグリップ力は粘着性の低い両面テープを剥がす様な強過ぎないグリップ
それでいて直進時の走行ノイズが少なく軽やかにスピードに乗せる事が出来る。
走るために必要な全てのバランスが高い次元で絶妙に再現された正にレージングタイヤ
レース、ツーリング、長距離
価格:9,600円

SPECIALIZED Roubaix Pro

SPECIALIZED Roubaix Pro

SPECIALIZED Roubaix Pro
アメリカ、カリフォルニア州に本社を構えるアメリカ大手のスペシャライズド社
元は1974年に代理店としてスタート
1976年スペシャライズドオリジナルのマウンテンバイクタイヤの製造から始まった。
その際にオリジナルタイヤをOEM製造したのは
日本の神戸にある三ツ星ベルト株式会社(現在タイヤ製造はしていない)
ルーべプロはその名の通りパリルーベなどで走る際に石畳を走るレースで
荒れた道でも走れる様に開発されたタイヤです。
尚、ルーベはフランスの街の名前でベルギーとの国境に隣接した街
ルーベプロはしなやかで舗装路での走行では走行ノイズを感じにくい
荒れた路面でも抵抗が少なくタイヤゴムの弾力を生かしたタイヤ。
また走行ノイズが少ない事からライダーへの疲労蓄積が少なく
長距離を走るタイヤとしても長けた高性能タイヤです
街乗り、通勤、ツーリング、レース、長距離、グラベル
価格:5,370円

VELOFLEX CORSA 25c

VELOFLEX CORSA 25c

VELOFLEX CORSA 25c
イタリアの北部に本社を構えるタイヤメーカーであるヴェロフレックス
実は創業は1981年とヨーロッパでは比較的若いメーカーの部類になります。
コルサと言う名前は他のブランドでも聞いたことが有ると思いますが
レース(競走)を意味した単語。
正しくレース用のタイヤであるがこのタイヤに限っては25cと限定的にさせて貰ったのは
元々ヴェロフレックスのタイヤが表記よりも細身である為
25cで実際は23~24c程の太さになります。
またクリンチャーではありますがオープンチューブラーと言う種類で
通常のクリンチャーの製造方法とは異なるハンドメイドタイヤです。
数あるオープンチューブラーの中でもヴェロフレックスは
非常にしなやかな生地を採用しており付け外しもし易いのもセレクトした理由。
クリンチャーと異なり大変乗り心地の良いオープンチューブラーの性能で
多くのレースでその性能の高さを証明して信用と信頼を勝ち取ったメーカーです。
レース、ツーリング、長距離
価格:6,200円

Pirelli P ZERO VELO

Pirelli P ZERO VELO

Pirelli P ZERO VELO
イタリア、ミラノに本社を構えるイタリアを代表するタイヤブランド”ピレリ”
歴史は古く1872年創業し元は通信ケーブルやシステム作りを行っていた。
1890年に初めて生産されたタイヤが自転車用タイヤです。
その後は自動車や自動二輪のタイヤ生産に専念
フェラーリの純正タイヤとして使われている事はあまりにも有名
2015年より中国企業の傘下となっています。
P ZEROはピレリのタイヤの中でもハイエンドモデルに冠するタイヤに付けられる。
全モデルにP ZEROの名を冠している為、ピレリではハイエンドのみのリリース。
そのタイヤは非常にしなやかで、それを証明するのに最も適した方法として
このタイヤは取り付けていない折り畳んだ状態から結ぶ事が出来る驚異的なしなやかさ
路面の凹凸によって起きる走行ノイズが少ない事で走行時に起きる跳ねが非常に少ない。
特に山での下りで荒れた路面でも跳ねずにグリップする為
ブレーキの効きの性能が非常に良い事もこのタイヤの特徴とも言えます。
レーシングタイヤでありながら耐パンク性能や耐久性も高い事から万能タイヤと言えます。
レース、ツーリング、レース、長距離、街乗り、通勤
価格:6,900円~

おわりに

ロードバイクは様々なパーツによって構成されています。
完成車と呼ばれる自転車の形になったパッケージで販売されている物では
タイヤは真っ先にコストダウンの対象となります。
その際に完成車で使われるタイヤはブランドのタイヤですが
“完成車用”として生産された物で同じ銘柄でも生産方法や構造が異なり
コストダウンを目的として生産されており
殆どの場合メーカーのアッセンブリー向けに生産された物になります。
その為、性能にも差が生じるのです。
この”完成車向け”のパーツはタイヤに限らず他の部分でも多く存在しますが
それはまた別に機会に書きたいと思います。

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ロードバイク用おすすめ空気入れ6選!空気入れの種類とバルブの違い。

2018年1月12日

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